きょうだいトラブル|あさイチ

NHK総合テレビの「あさイチ」女性リアルできょうだいトラブルについて放送されました。

 

逃げられない呪縛 弟の非常識に…

専業主婦のあやこさん(仮名)は我侭で常識のない弟に振り回され続けてきたと言います。弟は小さい頃から欲しいものは全て手に入る環境で育ちました。母はいつも弟の味方。私だけ理不尽に叱られることもしょっちゅうでした。私の家は代々商店を経営しています。大人になっても弟は男というだけで大切にされてきました。弟は甘やかされるのをいいことに自分では何もしない我儘な人間に育ちました。ある時、弟が引越しすることになり、母から様子を見に行くように言われ行ってみると「姉ちゃんやってくれるんでしょ?」と何も準備していなかったのです。ありえないと思いつつも、ついつい手を差し伸べてしまいました。こんな家、早く出て行きたいと私は早々に結婚し新しい生活を手にいれました。もう弟と関わることはないと思っていた矢先、弟から連絡が。弟と両親が営む店が借金を作ってしまい20万円ほど貸して欲しいと言われました。お金の余裕はありませんでしたが、何とか工面し貸してしまいました。ところが、借金を抱えているはずの弟が新しい車とカメラを買っていることが判明。今度こそ縁を切ろうと思ったのもつかの間、弟が再び借金のお願いをしてきました。刷り込まれた姉としての責任感に追い詰められ、うつ病を発症してしまいました。

 

優秀な妹にコンプレックス

50代のまりこさん(仮名)は2歳年下の妹と10年近く会うのを避けています。妹ともさん(仮名)は幼い頃から器用で、親から妹と自分が比べられていると感じていました。勉強が苦手だった私に対し、頭の良かった妹は私立の進学校に進みました。その頃から私は何かにつけ妹から見下されていると感じていました。しかし、私は自分に自信がなく言い返すことが出来ませんでした。それでも妹から一目置かれたいと頼れる姉になろうとしましたが、妹が認めてくれることはありませんでした。そして妹に抱いていたコンプレックスは次第に憎しみへと変わりました。さらに親の愛情も優秀な妹だけに向いている気がして、いつも惨めな気持ちでした。そんなストレスに受験勉強が重なり、髪の毛が大量に抜けたことも。十数年後、2人とも結婚し別々の生活を始めました。男の子にも恵まれ幸せな生活を送っていましたが、妹にも子供が生まれました。妹の子供は母親が熱望していた女の子でした。現在、まりこさんと妹の唯一の接点はメールだけだと言います。

 

兄弟姉妹への異常な憎しみ、嫉妬というのは特別なことではありません。心理学では「カインコンプレックス」と呼ばれています。親の愛情が欲しいばかりに、ついつい兄弟に怒りが向いてしまうのです。「あさイチ」のアンケートでは3人に1人が兄弟トラブルを抱えているという結果になりましたが、親は91.1%もの人が自分の子供の兄弟関係は良好だと答えているのです。親は兄弟のトラブルに気づけていないのです。

 

妹との不仲が生んだ介護悲劇

50代のゆきさん(仮名)は仕事をしながら週に3日ほど自宅近くの母親の家に通っています。腰が悪い母に代わって掃除や洗濯などの身の回りの世話をするためです。ゆきさんには4歳年下の妹がいますが、親の面倒をみることはありません。私が母の面倒を率先してみるのには理由があります。子供が小さい時に仕事が忙しく、母に毎日面倒をみてもらっていたからです。その負い目があり妹に手伝えと言いにくいのです。とはいえ、一人ではそろそろ限界。お盆に妹夫婦が母の家に遊びに来ました。腰が悪い母が無理をしていてもおかまいなし。そんな妹の態度に普段おさえつけていた感情があふれ出てきました。そして溜まりに溜まった鬱憤を母親にぶつけてしまいました。

 

重くのしかかるシングルきょうだい

専業主婦のまさみさん(仮名)は離婚した姉が実家に帰ってきてからずっと心が乱されていると言います。姉は家事をろくにしなかったことが原因で夫に家を追い出され同居することに。姉は親から月に8万円の援助をもらい、週に数時間程度のパートしかしていません。しかし、この家庭の家計をやりくりしているのは私。何の相談もなく親が姉にお金を渡すことに納得がいきません。さらに姉には時間がたっぷりあるにも関わらず料理などの家事は全て私の仕事。私が婿をもらって家を継ぐことになっているため、姉は家事や親の介護などは全て私の仕事だと決め付けているのです。なので私がどんなに家事に追われていても知らん振り。毎日遊びほうけています。自立しようという意志も見られない姉。このまま一生依存され続けるのかと思うと絶望的な気分になります。