尿路結石が痛む理由&予防法|健康カプセル!ゲンキの時間

TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」で尿路結石について放送されました。尿路結石は腎臓で作られ尿管をふさぎ激しい痛みを長時間にわたってもたらします。その患者数は年々増加し、ここ40年間で3倍以上も増え男性は7人に1人、女性は15人に1人がかかると言われる身近な病気です。そして暑い夏は尿路結石の季節です。

 

尿路結石が痛む理由

腎臓で作られた結石が尿のもとに流されて尿管に移動。その結石が詰まることで尿が流れずせき止められダムのように腎臓に溜まっていきます。すると腎臓が風船のように膨らみ始めます。尿によって腎臓の内圧が急激に上昇すると側腹部に痛みが生じそれが下腹部に広がるのです。

 

尿路結石の正体

尿路結石の正体はシュウ酸とカルシウム。シュウ酸はビタミンCが変化した成分でビタミンCの多い野菜はシュウ酸を多く含んでいます。シュウ酸を多く含むのはほうれん草、ブロッコリー、タケノコ、バナナ、サツマイモ、紅茶、コーヒー、ココア、チョコレートなど。

 

尿路結石のでき方

まず、腎臓でシュウ酸とカルシウムが結合。これが結石のタネです。そして、たんぱく質が接着剤の役割を持ち小さな粒が大きな石になるのです。その結果、早いものでは3日、長いものでは2ヶ月近くで5mmに成長。それが尿管に詰まると腎臓が膨張し激痛がはしるのです。

 

尿路結石の予防法

尿路結石で問題なのは腎臓でシュウ酸とカルシウムが出会うこと。体内には多くのカルシウムがあり血液と共に腎臓に運ばれています。そのため、シュウ酸が腎臓に届くと結石を作る環境が整ってしまうのです。しかし、シュウ酸とカルシウムを同時に摂取すると胃や腸ですぐに結合し、便として排出されるためシュウ酸が腎臓に届くことはありません。つまり、胃や腸でシュウ酸を1人ぼっちにしないことが大切なのです。しかし、日本人の多くがカルシウム不足。きっちりカルシウムを摂ることが尿路結石の最大の予防法です。シュウ酸が多く含まれる野菜は一手間かけてカルシウムと一緒に摂るのがオススメです。

 

夏は尿路結石の季節

汗をかいて尿の量が減り成分が濃くなるとシュウ酸カルシウムの結晶ができやすく結石を作りやすい環境が整います。また日光を浴びると皮膚で合成されるビタミンDは胃や腸にあるカルシウムの吸収を促進。余ったシュウ酸が腎臓に送られてしまうのです。そこで大切になるのが水分補給。腎臓に溜まったシュウ酸を尿と一緒に排泄することが大事です。ちなみに、アルコールは水分補給にはならないので注意が必要です。

 

尿路結石の再発率

尿路結石は再発率が高く治療後5年以内は50%、10年以内では60%の再発率です。全世代に共通して再発率が高いのも特徴です。