スレンダーマン事件|ザ!世界仰天ニュース

2014年、アメリカでオカルト話が少女達を狂わせ、とんでもない事件が起こってしまいました。

少女Mは、幼い頃から内向的で一人空想するのが好きでした。周りからは変わり者だと見られ、友達はほとんどいませんでした。それは少女Aも同じでした。学校で疎外感のあった二人はスクールバスで出会い、話すようになりました。そして、すぐに意気投合しました。

そんな二人は、都市伝説をまとめたオカルトサイトにハマっていました。特に心を奪われたのがスレンダーマンでした。

身長2~3メートルの巨人
手足が異常に長く顔がない
時に背中から沢山の触手を伸ばし子どもをさらう

2009年にインターネットサイトに加工画像が投稿されたのがスレンダーマン伝説の始まりだと言います。

ネット上では作られたスレンダーマン情報が拡散されました。いつしか行動パターンも定着しました。スレンダーマンは、子供のいる所に現れて誘拐。瞬間移動ができプロクシーと呼ばれる手下がいるのです。目撃情報まで相次ぎました。

しかし、スレンダーマンを信じる言動により学校ではますますからかわれ、みんなを見返したいと思うようになりました。

そんな時、少女Mは「人を殺したらプロクシーになれる」という情報を目にしました。スレンダーマンのプロクシーになるため、12歳の少女たちは恐ろしい殺人計画を練り始めました。

恐ろしい計画のターゲットになったのは、少女Mの幼馴染の同級生でした。

2014年5月31日、3人は近くの森で遊ぶ約束をしていました。そして、かくれんぼのような遊びをして視界を塞ぎ、少女Mは家から持ってきたキッチンナイフで友人の全身19か所を刺しました。刺し傷のいくつかは臓器にまで達する深いものでした。少女AとMは、これで願いが叶うと、あてのないスレンダーマンの屋敷に向かったと言います。

一方、刺された少女は力を振り絞って道の近くまで這い出し、通りかかった男性に発見されました。すぐに救急搬送され一命をとりとめました。刺された少女の証言から、少女Mと少女Aの犯行だということが判明。そして二人は歩いているところを発見され逮捕されました。

空想の怪人に取り憑かれ友人を刺した二人の少女達は、犯行のあと現実に気づき言い争い、憧れの怪人に助けを求めました。しかし、スレンダーマンは現れませんでした。

ウィスコンシン州の州法は、第一級殺人未遂罪では10歳以上で成人と同じく扱われ有罪となれば最高65年の禁固刑となります。弁護側は少年法で裁かれるべきだと主張しています。

2017年の夏に裁判が始まる予定です。

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スレンダーマン事件

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