朝起きてすぐに行う歯磨きで感染症予防|主治医が見つかる診療所

テレビ東京の「主治医が見つかる診療所」で歯磨きで風邪やインフルエンザを予防する方法について放送されました。

 

風邪やインフルエンザの予防に大切な生活習慣といえば手洗いやうがいですが、予防に大切な第3の生活習慣として歯磨きが医師たちに注目されています。この風邪予防の歯磨きは一日の中でいつ行うかが非常に大切だと話すのが川合医院院長の川合満(かわいみつる)医師です。

風邪予防の歯磨きのベストタイミングは朝起きてすぐです。川合医師はインフルエンザにかかった患者とかかっていない患者の違いを調べるため、5年間かけ500人以上に生活習慣の聞き取りを実施。すると、インフルエンザにかかった患者の多くが朝起きてすぐの歯磨きをしていないことが判明。そこで朝起きてすぐの歯磨きを指導したところ翌年にはインフルエンザ患者が激減したというのです。では一体なぜ朝起きてすぐの歯磨きで感染予防ができるのでしょうか?

 

風邪やインフルエンザのウイルスは普段たんぱく質で覆われているような状態です。体内に入ってもそう簡単には細胞に侵入できません。このウイルスの膜を破ってしまうのがプロテアーゼという酵素。これは元々体内にいる細菌が持っていて体には必要なもの。摂取したたんぱく質を分解する働きをします。口の中にもプロテアーゼは存在していますが、プリテアーゼがウイルスと接触すると表面のたんぱく質を分解してしまいウイルスがむき出しに。より粘膜に侵入しやすくなり感染力が上がってしまうというのです。つまり、プロテアーゼがウイルスの膜を剥がしてしまう前に歯磨きで洗い流してしまうことが風邪やインフルエンザの予防にとても有効だと言うのです。

起きている間、口の中では唾液が細菌を洗い流す役目を果たしています。しかし、寝ている間は唾液の量が減り口の中の細菌が増殖。起きる頃には夕食後の約30倍に。すると、細菌の増加に比例してプロテアーゼも増加。つまり、歯磨きをしないで朝食を摂ると食べ物を噛んで飲み込む時に口やのどの粘膜にプロテアーゼがくっついてしまいます。そこへ風邪やインフルエンザのウイルスが侵入してくるとプロテアーゼによってウイルスがむきだしになり感染力が上がってしまうのです。つまり、朝起きてすぐの歯磨きによってウイルスをむき出しにしてしまうプロテアーゼを取り除くことは感染予防に効果的なのです。

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