閉経期高血圧 NOを増やす入浴法|たけしのみんなの家庭の医学

ABC朝日放送の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で閉経期高血圧について放送されました。高血圧の最大の原因は塩分の過剰摂取ですが、そんな塩分を体に溜め込みやすい女性がいると言います。それは閉経後の女性です。閉経期高血圧と言います。

私たちが摂取した塩分は体内をめぐり、その2割程度が汗などで外に出ます。そして残りの8割は一定の時間が経つと腎臓からほぼ全ての塩分が尿とともに対外へ排出されます。しかし、閉経後の女性は摂取した塩分を尿とともに出すことができないので、塩分を摂り過ぎていないにも関わらず高血圧になってしまうことが医学界で問題視されています。

閉経前の女性には卵巣からエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが豊富に分泌されています。このエストロゲンは月経を促す他に、塩分を尿で排出させる腎臓の働きを活性化させる役割もあるのです。つまり、閉経前エストロゲンが正常に分泌されている間は余計に塩分を摂ったとしても活性化した腎臓が尿として排出してくれるため、体に塩分が溜まりすぎることはありません。しかし、閉経をむかえエストロゲンの分泌が著しく低下すると、腎臓の機能も急激に低下。うまく塩分を排出できない状態になってしまうのです。

 

高血圧を予防・改善する物質

しかし、お風呂の入り方を少し工夫するだけで体内のNO(エヌオー)が増え、高血圧を予防・改善できる可能性があるというのです。NOとは血管の内側の壁にある内皮細胞が分泌している一酸化窒素と呼ばれる物質のこと。このNOは平滑筋に作用して血管を拡張させしなやかにしてくれます。それと共にNOは腎臓に働いて尿の中の塩分を排泄する働きを持っています。

NOを増やすには体内の温度を1℃上げることが大切です。私たちの体温には通常の体温計で計る皮膚体温と、内臓など体の内部の温度である深部体温の2種類があります。この深部体温を1℃上げることができれば誰でもNOの分泌量を増やすことができるようになると言います。

 

NOを増やす入浴法とは?

快適な温度(41℃程度)のお湯に5~10分程度、肩まで浸かる
深部温度が1℃上がった目安は顔に汗をかく