腰痛 これだけ体操&上殿皮神経障害|チョイス@病気になったとき

NHK・Eテレの「チョイス@病気になったとき」で腰痛について放送されました。腰痛は日本人の8割が経験していると言われていますが、85%は原因不明なのです。医学が進歩した今でも、ほとんどの腰痛は原因が特定できていないのです。

 

あの対策に落とし穴!?悪化し続けるナゾの腰痛

29歳の佐藤さん(仮名)は7年前、激しい腰痛が原因で生活が一変してしまいました。ある日のこと、立ち上がろうとした時に突然腰に鋭い痛みを感じ、そのまま近所の整形外科に担ぎ込まれたところ、ぎっくり腰でした。医師の指示通り絶対安静を守りながら鎮痛薬を飲んだところ、1週間程で無事に回復。それ以降、腰痛が再発しないように特に気を付けるようになったと言います。2年後、就職も決まり新生活をスタートさせた佐藤さん。ある夜、自宅でソファーに腰かけた瞬間、腰に激痛が。年末で近くの病院が開いていなかったため前回同様、自宅で安静にすることにしました。しかし、年が明けても痛みが激化。日常生活すら不可能になり2か月後には仕事を退職することに。さらに佐藤さんを追い詰めたのは治療法が見つからないことでした。

 

長引く腰痛の真犯人

恐怖(また痛みが出るんじゃないか)+借金(髄核のズレ)

[恐怖]
恐怖回避思考とは新たに注目されている腰痛悪化のメカニズムです。まず、また痛みが出るのではという不安感からコルセットを長時間つけ続けたり、腰をかばって安静にしすぎると腰回りの血流が悪化。ストレスによって脳にまでダメージが。痛みの感じ方を抑えるシステムが正常に働かなくなり痛みが激化。その痛みによってさらなる不安を感じてしまうという悪循環を招いてしまうのです。

ぎっくり腰の場合、コルセットをつけるのは最初の数日間だけにしましょう。それ以降はなるべく普段通りに過ごしましょう。

[髄核のズレ]
椎間板とは背骨の間でクッションの役割を果たす柔らかい部分。実はこの椎間板の中にある髄核が問題です。髄核がズレるたび借金がたまっていくのです。正常な場合、髄核は真ん中にあります。ところが前かがみの動作により腰に負担がかかると髄核が徐々に背中側にズレていきます。ここで椎間板の外側に傷がつくとぎっくり腰に。さらに髄核が完全にはみ出してしまうと椎間板ヘルニアになってしまいます。腰痛になる前には髄核のズレ(借金)の積み重ねがあるのです。

 

これだけ体操のやり方

1、足を肩幅より少し広げて立つ
2、手をお尻にしっかり当てる
3、骨盤を手で押し込むイメージで体を反らす
4、息を吐きながら3秒押してゆっくり戻す
いた気持ちいいと感じる程度の強さで行いましょう。

 

これだけ体操 左右チェック編

1、肩の高さで壁に腕を当てて立つ
2、壁から足までの距離は壁から肩の2倍
3、体がくの字になるように手で押す
4、左右やりづらい方を確認する
5、やりづらい方で5秒×5回

 

前かがみの負担を減らすハリ胸&プリけつ

1、肩幅に足を開いて小さく前へならえのポーズ
2、手のひらを上に向け胸を開く
3、お尻をつき出しながら前にかがむ
4、手を下におろす
前かがみになる作業は体の近くで行うことがポイント。前かがみになる時にはハリ胸&プリけつを意識しましょう。

 

手術しても治らない腰痛の新犯人とは?

75歳の長谷川さん(仮名)は8年前、腰痛と足のしびれを発症し歩けなくなってしまいました。整形外科を受診したところ脊柱管狭窄症と診断されました。脊柱管狭窄症とは加齢などの影響で腰の骨が変形し、背骨の中を通る脊柱管を圧迫してしまう病気です。脊柱管の中には神経と血管が通っているため激しい痛みやしびれを引き起こすのです。そのため、周囲の炎症を抑える鎮痛薬や血流を改善する薬が処方されるのが一般的です。長谷川さんも薬による治療を開始しましたが、治らず手術を決意しました。受けたのは脊椎固定術という手術。まず不安定になった脊柱管の周りの骨を整えるため、変形した椎間板を人工のものに入れ替えます。そして金属で固定することで神経への圧迫を取り除く治療法です。ところが、手術から1ヶ月ほどで再び症状が出始め、次第に悪化していきました。

新聞やインターネットで毎日情報を探し続けた長谷川さん。そして4年後、転機が訪れました。長谷川さんがチョイスしたのは脳神経外科。日本医科大学千葉北総病院で手術後の痛みに特化した研究が行われていると知り受診したところ、ついに原因が判明したのです。それは上殿皮神経障害。上殿皮神経障害とは、通称おしり神経腰痛。実は人間の体には左右の腰の内部からお尻の表面にかけて細いお尻神経が通っています。加齢などが原因で腰の筋肉が緊張すると、おしり神経が引っ張られます。このとき、腸骨稜と呼ばれる骨盤の最も出た部分で神経が圧迫され痛みやしびれを引き起こしていたのです。ところが、おしり神経は直径2mmとごくごく細いためCTやMRIなどでは移りません。そのため、この痛みやしびれはこれまで原因不明とされてきたのです。見つけるにはお尻神経が通る部分を直接押して痛みが出るか確かめます。実はおしり神経腰痛だと分かれば治療はシンプル。注射をするだけです。上殿皮神経ブロックという治療法です。お尻神経が引っ張られた部分に麻酔を注入すると、過敏になっていた神経がおさまり症状が緩和されるのです。

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  1. 腰痛で悩んでいます。この番組を是非見たいと思いますが、見るにはどうしたら良いですか?
    教えてください。

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