水頭症の少女の奇跡の回復 ルーナ・ベクムちゃん|ザ!世界仰天ニュース

日本テレビの「ザ!世界仰天ニュース」で水頭症の少女の奇跡の回復について放送されました。インドのトリプラ州にあるジラニア村に病気と命がけの闘いをした少女がいます。ルーナ・ベクムちゃん(4歳)は生まれた直後は特に変わった様子はありませんでしたが、生後3ヶ月を過ぎた頃から頭が大きくなってきたと言います。しかし貧しかったため治療を受けられず、その結果1年半で頭は大きく膨れ上がってしまいました。ルーナ・ベクムちゃんは水頭症だったのです。水頭症は脳の中にある脳髄液が溜まり脳を圧迫する疾患です。本来、脳髄液は脳室内で生産され脳全体を循環し体内されますが、何らかの原因で過剰に生産されたり吸収されづらくなる場合や腫瘍などで流れが詰まったりすると脳室が大きくなってしまいます。水頭症は日本でも珍しい疾患ではなく生まれてきた子供の約1000人に1人が水頭症だと言われています。通常、水頭症にはシャント術というものが行われます。脳室から管を通し、腹部や心臓に溜まった脳髄液を流していく方法です。もし早期に治療を受けていればルーナ・ベクムちゃんの頭もそこまで大きくなることはなかったと思われます。

 

2013年、ルーナ・ベクムちゃんに転機が訪れました。彼女のことをメディアが報じると国を越えて寄付が集まったのです。さらにニューデリーの病院が無償で手術をすると申し出ました。こうして2013年5月21日、世界が注目するなかルーナ・ベクムちゃんの手術が行われました。彼女の場合、脳髄液があまりにも溜まりすぎていたため一時的に体の外に排出。一度に急激に脳髄液を抜くと脱水症状を引き起こす可能性があるので10日間かけてゆっくり抜き取ることになりました。

 

本来、水頭症でも必ず頭部が大きくなるわけではありません。しかし乳児の場合、頭蓋骨が柔らかくまだ固まっていません。そのうえ頭頂部に隙間があるため脳室の拡大に伴い頭蓋骨が開いていたのです。そこで圧力をかける包帯を用いて頭蓋骨を締め付け閉じる治療が行われました。その後、長期的な治療法として腹部に脳髄液を流すシャント術。さらには頭蓋骨の形成手術が行われました。行われた手術は合計7回。その結果94cmもあったルーナ・ベクムちゃんの頭は58cmまで小さくなりました。

 

手術から2年半、4歳になったルーナ・ベクムちゃんは家に遊びに来る友達も出来ました。長い間圧迫されていた脳は相当なダメージを受けたと思われましたが、支えられながらお座りができるようになりました。そして会話はまだ無理ですが全身の動きで感情を表し声を発することも。支援者のおかげもあってその後も病院に通い経過を見ていると言います。

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