松野有里巳は今… 3度の流産・抗リン脂質抗体症候群|爆報!THEフライデー

1990年代、佐藤愛子さん、永作博美さんらが所属した3人組のアイドルグループ「ribbon(リボン)」のメンバーが松野有里巳(まつのありみ)さん。しかし1995年にribbonは活動休止。松野有里巳さんは芸能界を引退しました。

 

松野有里巳さんの夫、高橋剛(たかはしごう)さんはバナナギャングスの元ボーカルで、現在は作曲家として「エヴァンゲリオン」関連の曲などを手掛けています。2人は今年で結婚17年目で、自他ともに認めるおしどり夫婦です。しかし、2人の間に子供はいません。その裏には過酷な現実がありました。

 

 

3度の流産

結婚3年目、28歳の時に待望の妊娠が分かりました。しかし、わずか2日後、下腹部から茶色い出血がありました。その後、出血は3日経っても止まらず入院。妊娠から5日後に流産してしまいました。妊娠が分かってからわずか1週間の出来事でした。

 

再び妊活に励んだ松野有里巳さんは今度はうまくいくよう大好きなお酒を断ち、食生活も見直し規則正しい生活を心がけました。そして最初の妊娠から2年後に2度目の妊娠をしました。しかし妊娠7週目を過ぎた頃、激しい腹痛と出血が松野有里巳さんを襲いました。そして2度目の流産を経験しました。

 

流産を繰り返すも子供が欲しい気持ちは変わらず半年後、3度目の妊活を再開。すると32歳の時、再び妊娠しました。しかし、不安で妊娠したことを喜べなくなっていたと言います。そしてその予感は現実のものとなり3度目の流産。

 

松野有里巳さんが流産を繰り返すのは抗リン脂質抗体症候群という病気のせいでした。本来、母体には赤ちゃんを宿すと、それを認識して育もうとする特殊なメカニズムがそなわっています。その中の一つとして母体から赤ちゃんに血液を送るという作業がありますが、抗リン脂質抗体症候群を発症すると自分の抗体が胎盤周辺の血を固めてしまい、お腹の赤ちゃんに血液が流れなくなってしまうのです。血が流れなくなることで胎児への酸素・栄養補給が不足し死に至るという理由が考えられています。

 

夫婦2人で生きる選択

松野有里巳さんのように妊娠を妨げる不育症の事例は、妊娠時に十分な治療を受けることで出産に至ることも可能とされています。しかし、3度の流産で松野有里巳さんの心と体はすでにボロボロでした。

 

再び妊娠にのぞみをかけるか、子供を諦めるか、悩む松野有里巳さんの背中を押したのは夫の言葉でした。

「ごめんな。今まで無理させてきて」

夫婦は2人で生きていく人生を選択しました。

 

そんな松野有里巳さんは今、フィットネスジムのダンスインストラクターとして活躍しています。夫婦二人で充実した人生を送っています。

 

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