彼岸への旅 あの世との対話|ETV8

NHK・Eテレの「お願い!編集長」でETV8 彼岸への旅 第1回 あの世との対話(1985年9月)が放送されました。

 

秋田県南外村は人口5000人余り、稲作が中心の典型的な秋田の農村です。イタコの高橋フミさんは土地の人から「えんちこ」と呼ばれています。秋田のイタコは地域によって「えじこ」「いんじこ」などとも呼ばれます。今野さんが呼んでもらうのは37年前に72歳で亡くなった舅。この日が命日にあたりました。高橋フミさんの仕事が忙しいのはお盆やお彼岸の時。とりわけ秋のお彼岸が忙しいそうです。頼まれれば車に乗って出張もします。高橋フミさんには農業をしているご主人がいますが、日中はほとんど一人暮らしです。目が不自由ですが日常のことは全部自分ですると言います。時々は同じ村に住む姪が世話をしにやってきます。

 

秋田県八竜町は人口8000人余りの町です。八竜町にもとても有名なイタコがいます。しかし取材は断られてしまいました。

 

秋田県鹿角市のイタコのもとには人々が車を連ねてやってきます。イタコは普通、仏おろしのほか失せもの探しなどの占いもやっています。テレビやラジオなどの楽しみがなかった時代、イタコの仏おろしは芸能や娯楽に近い働きをしていたのでしょう。仏おろしを頼みに来る人の中には1人で3人も4人も亡くなった人をおろしてもらう人がいるそうです。イタコの安保リヤさんは仏をおとす時に弓を使います。これは最も古いやり方で青森県の津軽地方でも今ではなかなか見られません。

 

秋田県では昔、一村に一人といっていいほど多くのイタコがいて、かつてはイタコの組合も作られたそうです。昭和30年代以降、その数は急速に減りましたが今でも県内には20人余りのイタコがいます。ここではイタコを仲立ちにして死んだ人と話をする習わしがまだ暮らしの中にいきているのです。

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