古代ローマ 驚きの技術~巨大帝国発展の秘密~|地球ドラマチック

NHK・Eテレの「地球ドラマチック」で古代ローマ驚きの技術~巨大帝国発展の秘密~が放送されました。

 

巨大な円形闘技場

古代ローマは高度な技術を駆使することで巨大な帝国を築き上げました。水を数千キロに渡って運ぶ水道橋や数多くの戦いを勝利に導いた兵器、そしてローマの栄光と残忍さを端的に表しているのが円形闘技場です。中でも最も有名なのがローマにあるコロッセウムです。建設を命じたのは皇帝ヴェスパシアヌス。主な目的は娯楽の提供によってローマ市民を統治することでした。コロッセウムのような円形闘技場では暴力的なショーが人気を博しました。ローマ帝国の各地に闘技場が作られ年間を通じて数千人の出場者が命を落としました。巨大な円形闘技場には現代の建築家の目からみても高度な技術が駆使されています。

 

壮大なショーに隠された技術

現代のショーやスポーツは通常数時間で終わりますが、ローマ時代のショーは数週間も続きました。皇帝ヴェスパシアヌスを称えた戦いは100日間も続き9000頭の猛獣と2000人の剣闘士が登場しました。円形闘技場の地下には現代のスタジアムでも見られないような技術が使われていました。

 

コロッセウムで模擬海戦

コロッセウムに水を満たして船を浮かべ海での戦いを再現しました。このようなショーを可能にしたのは大規模の水道施設です。ローマには長さ数百キロに及ぶ水道橋によって水が供給されていました。しかし、どうやって大量の水をコロッセウムに引き込むことができたのでしょうか?水道橋によってローマまで運ばれた大量の水は分水場によって市内全域にくまなく行き渡りました。2000年前のローマでは現代のニューヨークよりも一人当たりの水の供給量が多かったと言われています。コロッセウムがたてられた土地はかつて皇帝ネロのために人工の湖が作られていた場所でした。その時、水を引くために作られた水路がコロッセウムに水を満たすために利用されました。

 

長さ120kmの長城

皇帝ハドリアヌスは2世紀の前半に帝国史上最大級の土木事業を始めました。国境に長い城壁を作らせたのです。特に防衛の必要があったのはブリタニアでした。ブリタニア北部の国境は長さ120km。皇帝ハドリアヌスはそこに厚さ3m、高さ6mの城壁を築き上げました。ハドリアヌスの長城です。仮に敵が城壁を乗り越えたとしても次の障害として溝が用意されています。この巨大な建造物を作り上げたのはローマ軍。ローマ軍にはもともと優れた土木技術がありました。ユダヤ戦争では切り立った崖に作られた難攻不落の要塞を攻め落としました。大量の土を運びこみ、数週間で崖の周囲に斜面を築き攻撃したのです。長さ120kmの長城はローマ帝国の崩壊後、建築資材として数百年間に渡って流用されました。

 

最強の兵器バリスタ

まだ火薬は存在しない時代でしたがローマ人は軍備の質と量が戦いの結果を大きく左右することを理解していました。ローマは優れた兵器を大量に作ることで巨大な帝国を築いていきました。バリスタはローマ軍が所有する兵器の中でも最大級の威力がありました。

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