夜間高血糖と睡眠時間|たけしのみんなの家庭の医学

テレビ朝日の「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」で夜間高血糖について放送されました。近年の研究で血糖値のコントロールに睡眠が大きく関わっていることが分かってきました。良い睡眠をとっていれば寝ている間に血糖値は下がり、悪い眠り方をしていると何も食べていなくても睡眠中に血糖値が上がってしまうというのです。その現象こそ今医学界で注目されている夜間高血糖。近年の研究で夜間高血糖を起こしている人が意外に多いことが分かってきました。

 

血糖値を上げる悪い眠り方とは短い睡眠。なぜ眠る時間を短くすると血糖値は上昇してしまうのでしょうか?私たちの血糖値はすい臓から分泌されるインスリンが血糖値を下げるブレーキの役割を果たし、副腎から分泌されるノルアドレナリンが血糖値を上げるアクセルの役割を果たしバランスをとっています。通常、ノルアドレナリンは活動している間の分泌が多く、眠りに入ると分泌が少なくなります。しかし睡眠時間が足りない状態が何日も続くと夜は休まるはずの交感神経がずっと活性化。その影響で次第に寝ている間もノルアドレナリンの分泌が続くようになり血糖値も高い状態が続くことに。これこそが夜間高血糖と呼ばれる状態。夜間高血糖は食後の血糖変化のように一時的なものではなく睡眠中の多くの時間、高血糖が続いてしまう非常に危険な状態です。この状態が長年続いた場合、インスリンを分泌するすい臓が普段は働かない夜間も働き続けるため徐々に疲弊。やがてインスリンを分泌できなくなり糖尿病を発症すると考えられているのです。

 

日本人およそ3500人を調べた北海道大学の調査によると、7時間を超える睡眠をとる人に比べ5時間以下の人の糖尿病発症リスクは5.4倍も高いことが分かったと言います。また8時間を超える睡眠も糖尿病のリスクを上げてしまうそうです。7~8時間の睡眠が夜間高血糖を予防するために大切です。