夫の発達障害|あさイチ

NHK総合テレビの「あさイチ」でどう付き合えば?夫や子供の発達障害が放送されました。実は今パートナーの発達障害に悩む人が増えています。こうした夫の発達障害に悩む妻の状態はカサンドラ症候群と名づけられています。注目されるようになったきっかけは障害のある夫との生活を細かく描いたマンガです。大きな反響をよび5巻まで出版。10万部を売り上げています。また大人になってから深刻な状態を招かないために注目を集めるのが、手厚い検診体制や脳派の測定など障害の早期発見です。

 

夫と4人の子供と暮らす主婦のとう子さん(仮名)の夫・幸夫さん(仮名)は2年前に自閉症スペクトラム障害(ASD)と診断されました。日常生活の中でも度々ASDの特徴が現れます。例えば、正確な表現への強いこだわり。また料理の手順へのこだわりも強く野菜の切り方や調味料の順番など徹底したルールがあります。2人は11年前、職場の同僚として出会い交際を始めました。幸夫さんに対して人付き合いの不器用さなどは感じたものの大きな違和感は持たなかったと言います。しかし結婚後、一緒に生活するようになると幸夫さんの言動に度々驚かされるように。例えば、食卓では茶碗の位置や魚の向きの間違いを細かく指摘。実家のしつけまで引き合いに出されて厳しく非難されたと言います。また漢字の読み方を間違えた時には「小学校で習うのにどうしてそんなものも読めないの?」と冷たく指摘されました。その後4人の子供が生まれました。真面目で子育てにも熱心な幸夫さんは周囲の評判もよく、子供たちからも慕われていました。しかし一方、とう子さんに対する冷たい言動は変わらないまま。とう子さんは次第に孤独感を抱くようになり、3年前にはうつ病を発症。ところが2年前、長男に宿題を忘れるなどの問題行動が目立つようになったため専門書で発達障害について調べました。すると障害の特徴が幸夫さんの言動にぴったり当てはまることに気づいたのです。病院で検査を受けてもらった結果、幸夫さんにASDであるという診断が下りました。

 

ともさん(仮名)の夫はASDの診断は受けていませんが疑わしい言動が数多く見られると言います。例えば、ものごとへの強いこだわり。パンを買う店、調味料の使い方、味付けなど常に細かい指示があります。また子供のような一面もあり時には駄々っ子のように怒る夫と13年間暮らしてきました。最近、ともさんは夫に対してASDを疑っていること、自分が悩んでいることを少しずつ伝え始めています。

 

発達障害 早期発見のために

丸さんの長男・龍之介さん(18歳)は3年前にASDと診断されました。薬を飲み始めてから状態が安定したと言います。龍之介さんは3歳まで言葉が出ないことや、保育園で一人でしか遊ばないことなどを指摘されてきました。周囲とのコミュニケーションに本格的な問題が出始めたのは小学校に入った頃でした。さらに通知表では毎年、整理整頓が苦手であると書かれていました。転機となったのは龍之介さんが中学2年生の時。当時、次男の治療のために通っていた病院で医師に発達障害を指摘されたのです。龍之介さんの脳派を調べると、感情を抑制したり物事に集中する時に働く前頭葉に乱れがあることが分かりました。薬の服用を開始し、得意の理系の勉強に集中して取り組めるなどの改善が見られました。龍之介さん自身も良い変化を自覚しています。

 

岡山県倉敷市では発達障害児を地域で支えるネットワーク作りに取り組んでいます。リーダーをつとめるのは小児科医の御牧信義さん。医療機関が中心となって連携し情報を共有することで、一人の子供が大人になって就職するまで継続的に支えていこうという仕組みです。

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