関矢一郎 膝痛を再生医療で治す!|夢の扉+

TBSテレビの「夢の扉+」で関矢一郎さんについて放送されました。iPS細胞に続き、日本は新たな再生医療をスタートさせました。それは1800万人が苦しんでいる膝の痛み。これまで不可能と言われてきた膝関節のクッションの再生に挑み続けてきたのが東京医科歯科大学教授の関矢一郎(せきやいちろう)さんです。再生の鍵を握るのは、これまで手術室のゴミ箱に捨てられていたある組織です。

 

そもそも、なぜ人は膝が痛くなるのでしょうか?膝は骨、軟骨、半月板などで構成されています。歩く、走るなどした際、その衝撃は半月板がクッションとなり吸収してくれます。しかし、次第に半月板は傷つき摩り減って行きます。一度すり減ると二度と戻ることはありません。半月板がなくなると軟骨がぶつかりだし、やがて軟骨もなくなり骨がぶつかり始めます。すると骨の知覚神経が刺激され痛みとなります。痛みが激しくなると多くは人工関節に頼ることに。しかし、関矢一郎さんはこの膝痛を再生医療で治すと言います。関矢一郎さんは世界で初めて半月板の再生方法を確立させようとしています。

 

2014年7月14日、世界でも前例のない半月板再生の臨床試験が始まりました。関矢一郎は一体どんな方法で半月板を再生させようとしているのでしょうか?12年前、半月板の再生を目指し世界中の文献を丹念に調べていた時のこと。目を疑う症例に出くわしました。そこには「すり減った半月板が自然に甦った」と書かれていました。奇跡に近いあまりにも特殊な事例に多くの研究者は研究の対象としませんでした。ところが関矢一郎さんはそこに可能性を見出しました。半月板がなぜ自然に再生したのか、関矢一郎さんは別の組織が変化したのではないかと仮説を立てました。そこで目をつけたのは半月板近くの筋肉、滑膜、骨髄液、骨膜、脂肪の5つ。そして関矢一郎さんは一つの答えを導きだしました。それは膝関節を覆う滑膜。実験では滑膜の細胞は他と比べ最大で10倍も半月板や軟骨に変化しやすいことが分かりました。実は滑膜は関節リウマチの原因となるため、これまで手術では捨てられていたもの。医学の常識を打ち破る鍵はゴミ箱の中にあったのです。その後、実験を重ね関矢一郎さんはその有効性を広くアピール。そして国が支援する再生プロジェクトにiPS細胞と共に選ばれました。

 

半月板再生への手順

1、断裂した半月板を縫合
2、滑膜を採取
3、2週間かけて培養
4、増やした細胞を半月板の縫合部に移植
5、移植した細胞が半月板に変化するのを待つ

 

関矢先生おすすめのヒザ痛を予防するストレッチ

1、立ったまま太ももの内側に力を入れヒザのお皿を大きく動かす
2、1日20回を目安に行いましょう